* J-WAVEで、堤未果さんと対談(2012.2.29)

 2012年2月29日20:55頃から、J-WAVEの「JAM THE WORLD」という番組で、ジャーナリストの堤未果さんと対談しました。
 今年1月19日の日弁連理事会で承認され、2月8日に警察庁に持参した、「監視カメラに対する法的規制に関する意見書」をもとに、監視カメラの現状と問題点について話しました。
 現在の監視カメラが、①人の顔をいわば検索キーワードとして人の行動を検索可能なものになっていること、②本来は、警察が人の顔の写真を撮ること自体が原則禁止されていて、自動車の自動速度取り締まり機(オービス)のように、速度違反をした犯人だけを撮影することは認められているが、罪もない市民を無差別に撮影することは禁止されていること、③犯罪抑止効果については、監視カメラの設置場所から、周囲に犯罪場所が移動するだけであって、警察庁も、平成21年と22年のJR川崎駅東口の監視カメラの効果としては、移動効果しか確認できず、これは悪影響としか言えないことを認めていること、④警察は、この数年、ビラをマンションに配る人を犯罪者扱いしているので、監視カメラは、政府を批判する人を犯罪者として監視するネットワークになる危険があること等を指摘しました。
 後半では、「人権とは何ですか?」などとアドリブの質問を投げかけられましたが、なんとか楽しく答えられたのではないかと思います。