* 厚生労働省前座り込み(2010.11.17) 2010年11月17日、11:30から、B型肝炎訴訟原告団が、厚生労働省前で座り込みを開始しました。 トランペッターの松平さんが、激励のために、ファンファーレの演奏をされました。 谷口三枝子原告代表は、「政府は、時間稼ぎをしないでほしい。加害者として誠実に協議に応じてほしい。キャリアを切り捨てない、被害者の切り捨てをしない、命の値段に差をつけない和解案を提示してほしい。私たちの納得できる和解案を提示してほしい。年内に本当に和解ができるよう、私たちの決意を示すために、座り込みで抗議の意思を表明します。」と宣言しました。 ORANGE☆SUPPORTの村崎さんが、15時間かけて福岡から応援に駆けつけました。 座り込みに際しての政府への通知は後記の通りです。 11月なのに、12月並みの寒さで、カイロを配っての、コートを着た上からウィンドブレーカーを着ての座り込みとなりました。 宣伝のために作ったオレンジ色のウィンドブレーカーが、寒さ対策のための必需品となりました。 共産党の田村智子議員、紙智子議員、自民党の田村憲久議員、加藤勝信議員、あべ俊子議員が応援に駆けつけてくださいました。 14:30から、参議院議員会館101会議室で、民主党B型肝炎PTが開かれました。 以下のようなやりとりが行われました。 山井座長:皆さんにお会いするたびに心が痛みます。切々たるお話を伺うたびに、1日も早く解決しなければと思います。細川厚労大臣も年内に和解をと言っておられます。今日の皆さんからのヒアリングも、さらなるスピードアップへの契機としたい。24日には、政府の考えを示すことになっている。前回のヒアリングは、岡本政務官にしっかりお伝えさせて頂いた。外の寒い中、行動されていることを聞いている。私たちもしっかり取り組んでいく。 柚木議員:肝炎対策強化推進事業の予算確保にも取り組んでいます。 小沢弁護士:「命の価値」に差をもうけるべきではない。 奥泉弁護士:キャリアを切り捨てることは許されない。 佐藤弁護士:最高裁判決の要件と全く同じ条件の被害者がいるのに、「因果関係が曖昧だ」といって、全体の賠償額を切り下げるのは不合理。 北海道原告25番:職場の健康診断で、B型肝炎を告げられた。年1度の健康診断を受けてきた。病気の進行に悩み苦しんできた。インターフェロン治療を受けたが、効果はなかった。肝臓に負担のかからない生活を心がけてきたが、進行してきた。平成14年から体がだるくなった。平成15年肝臓ガンが発見されて切除術を受けた。必ず再発すると言われている。 発病して、仕事を続けられるか悩んだ。腎臓が悪くなり、仕事を辞めた。現在は治療に専念している。経済的負担は重い。B型肝炎の肝ガンも、C型肝炎の肝ガンも、同じように苦しい思いをしている。区別するのは命に物差しを当てたようなものだ。 東京原告石川冬美さん:私は母子感染者です。弟が15歳の時に交通事故に遭い、そのときの検査で、私も弟も母子感染と分かった。結婚して1ヶ月、樹木医としての仕事の場でおう吐し、肝炎を発症し、仕事を辞めざるを得なくなった。インターフェロン治療を予定しているが、子どもを預けざるを得ないなど、経済的負担は重い。 財源論を振りかざされ、被害者はいたたまれない思いだ。政権交代に期待したが、裏切られた。党派を超えて、解決に尽力して頂きたい。 座長代理大串博志議員:原告の皆さんの立場、思いを受け止めて、年内の和解合意に至れるよう、私たちも全力を尽くしていきたい。 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() |
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