* 鹿児島訴訟第1回口頭弁論期日(2011.10.18)

 2011年10月18日13:30から、鹿児島地方裁判所で、B型肝炎鹿児島訴訟の第1回口頭弁論期日が開かれました。
 原告の諸留さんは、自治体職員として31年間、地域のため、住民のために仕事を続けてきました。44歳の時に肝炎になっているといわれ、治療を受けるようになりました。部下には残業を命じながらも、治療のために自分は定時で職場を出るようになり、定年まで8年を残して退職せざるを得なくなりました。天職と信じた仕事を奪われ、肝硬変や肝ガンの発症におびえる生活です。
 行政職員として、国の態度が、「問題が起こらなければいい」という悪しき行政のあり方そのものであることが許せません。早期救済と恒久対策を求めました。
 匿名原告の原告番号6番の方は、献血でB型肝炎が判明し、インターフェロン治療を受けました。47歳の時に、肝硬変を発症し、静脈瘤破裂で死の危険にさらされました。1ヶ月半後、また静脈瘤が破裂しました。19カ所の静脈瘤があり、外出の時も、寝るときも、大量吐血にそなえてビニール袋を準備する生活でした。網膜症になり、失明しました。週に5冊読むほどの楽しみだった読書もできなくなりました。義父から引き継いだ会社も倒産させ、自殺を考えるしかない生活が続きました。早急な和解を求めていますが、それで責任を果たしたとは思わないでほしい、と訴えました。
 鹿児島訴訟弁護団長の向弁護士は、他の裁判所で、国が提出資料の検討が遅れていることを指摘し、原告の中に肝ガンや肝硬変被害者がいるため、「被害者が生きているうちに解決を」と求めました。
基本合意1周年チラシ
全国のB型肝炎電話相談窓口
相談票(記入後、そのままFAXして下さい)
記者会見の様子
社民党ヒアリング
公明党ヒアリング
自民党田村議員のあいさつ
民主党三宅議員のあいさつ
共産党田村議員のあいさつ
みんなの党小野議員のあいさつ