* 谷口代表ら、和解成立(2011.11.15)

 2011年11月15日11:00から、福岡地方裁判所で、B型肝炎九州訴訟の和解期日が開かれました。
 谷口三枝子全国原告団代表、窪山寛さん、尾崎芳文さん、西村正輝さんを含む7名(原告数、被害者数とも同じ)の和解が成立しました。
 きのうまでの和解者は、全国で原告32名(札幌14,東京10・被害者は9,大阪5,福岡3)でしたが、本日の和解により、全国で39名(福岡10名)になりました。
以下、和解が成立した原告のあいさつです。
谷口三枝子全国原告団代表
今日は、母の誕生日です。母は、私がB型肝炎になったと聞いて、母は、最初は、「誤診だ。あり得ない。」といっていました。姉のところに行って「三枝子がB型肝炎になった。」といって、大声で泣いたそうです。母は、どこからかもらってきた病気ではないかと白い目で見られたそうです。回し打ち被害者と認められたことを母に報告したいけれども、認知症になってしまった。もう少し早く救済されていれば、報告できたのに、と思います。
国は、いまだに必要と思われない多数の資料を求め、提出資料の検討も遅々として進みません。もっと和解を迅速に進めるよう、体制を整えて頂きたい。
窪山寛さん
支援者の皆さん、マスコミの皆さんが、私たちの被害を訴えて下さったことが、今日の和解につながったと思っております。どうもありがとうございました。
 全国のすべての被害者が等しく救済されるまで、戦っていきます。よろしくお願い致します。
余命宣告の時期が近づいて、常に死を意識してきました。まだ、罪滅ぼしが足りない、活動をしていかなければならないのだと神様から言われているのだと思う。3年前より体が弱くなったけれども、みんなが喜べる解決をしていきたい。
尾崎芳文さん
多くの方のお力でここまでたどり着けました。しかし、手放しでは喜べません。全国で39名しか和解できていない。迅速に対応していくと言っているが、迅速に対応しているようには思われない。
 多くの重篤な原告が日々苦しんでいる。国が検討する人を増やして、速やかに和解を進めてほしい。
 治療に対する不安を取り除きたいと言うことで裁判に取り組んできた。これからの恒久対策に対しても、尽力していきたい。
西村正輝さん
 感無量です。何も申し上げることはありません。
基本合意1周年チラシ
全国のB型肝炎電話相談窓口
相談票(記入後、そのままFAXして下さい)
記者会見の様子