* 全国の原告が5000名を超える(2012.6.27)

 2012年6月27日16:00,福岡地方裁判所に、79名の原告(被害者62名)が予防接種での注射器の回し打ちによるB型肝炎訴訟の追加提訴を行いました。福岡地裁の原告は、合計639名に(被害者数569名)になりました。
熊本、鹿児島を合わせると、今日、104名(被害者85名)提訴したため、九州訴訟原告は、731名(被害者658名)になりました。
本日は、全国15地裁で675名が追加提訴し、全国の原告は、5000名を超えました(5184名)。
 しかし、まだ全国での和解者は470名にすぎません。肝ガンなどの重篤な被害者もいるのに、和解のペースはあまりにも遅すぎます。
菅首相が謝罪し、厚生労働大臣が被害者認定基準と救済枠組みに合意してあすで1年になります。
 国は、被害者が40万人以上いると言っているのに、加害者として、被害者である国民に説明を十分せず、検査の呼びかけなどを積極的に行っていません。
 これは、十分な広報や検査の呼びかけをしないまま、被害者を泣き寝入りさせようという、あらたな、積極的な加害行為ではないでしょうか。
 
<九州訴訟追加提訴の概要>
 1 原告、被害者
  *福岡地裁 原告79名(被害者62名)
 キャリア(600万円)12名、
 慢性肝炎(1250万円)26名、
 肝硬変(軽度・2500万円)8名、
 肝ガン(3600万円)8名、
 死亡(3600万円)8名(原告25名)
*熊本地裁 原告17名(被害者15名)
  *鹿児島地裁 原告8名(被害者同じ)
→累計で、福岡地裁原告は、以下の通り。
 無症候性キャリア80名、慢性肝炎265名、肝硬変70名、肝ガン112名、死亡42名(遺族112名)
 2 原告居住地など(福岡地裁分)
   福岡県49名、佐賀県3名、長崎県10名、大分県1名、熊本県1名、宮崎県14名、  東京1名
   20代から70代までの男女