* 菅内閣が解決引き延ばし(2010.6.21)

2010年6月19日10:30から、札幌地裁で、B型肝炎訴訟の進行協議期日が開かれました。
 原告は、国に対し、今日の期日には、被害者認定基準だけでなく、損害額もあわせた和解案の全体像を示すよう求めていました。
 しかし、国は、損害額はおろか、被害者認定基準すら示しませんでした。
 代わりに、別紙「和解協議に臨む国の基本的な考え方について」を読み上げました。
 原告が、1~2週間ごとの和解協議を行うよう求めたのに対し、国は、「2週間という短期間での協議をすすめても、国は対応できない。損害額まで含めた和解案の全体像を示す目処は示すことができない。」という官僚答弁に終始しました。
 薬害エイズ訴訟の和解では、1週間ごとに和解期日が設定され、6ヶ月間、21回の和解協議で和解が成立しました。
 薬害エイズ訴訟を解決に導いたと所信表明演説で宣伝した菅首相は、薬害エイズ事件とは異なり、B型肝炎被害者を放置し、解決を引き延ばす姿勢を明確に示しました。
 北海道訴訟原告代表の高橋朋巳さんは、「和解勧告から3ヶ月間、何も示されず、何も進んでいないと言うことは信じられないことだ。私たちの病気はどんどん進んでいる。肝炎対策基本法で、国の法的責任と書いているのに、政府の回答は何も進めないもので、許せない。」と訴えました。
 副代表の清本さんは、「具体的なものがでず、残念。原告の皆さんの病気が常に進行している。最初の裁判からは何十年もたっている。菅総理には早期解決の決断力を求めていきたい。」と述べました。
 北海道原告の高橋元一さんは、「今日は、『進行しない進行協議』で珍しいものを見た。国の人は、進行という言葉の意味をわかっているのか、それから教えてやらなければならない。先送りすることだけは優秀だ。」と述べました。
全国原告代表の谷口さんは、「国は、解決する気があるのか。全く見えない。先週の肝炎対策協議会で、肝炎対策基本法の前文が配布された。肝炎患者の人権を尊重すると書かれているのに、この裁判での国の対応は矛盾している。1日も早く私たちに謝罪と救済をすべきではないのか。菅首相にリーダーシップを発揮してもらって、一言、『B型肝炎問題を解決してやろう。』と言ってほしい。私たちの命の重みを考えてほしい。私たちは弱い立場なので、菅首相にすがる思いだ。」と訴えました。
 大阪訴訟原告代表の久永さんは、「今日の結果は残念。菅首相は、『どうやったらお役に立てるか、検討したい。』と述べているが、そういう問題ではない。2007年に、薬害肝炎について、『一律救済すべきだ、政治決断すべきだ。』と言った。今回は、なぜ自ら政治決断しないのか。一部は説明できると言いながら、なぜ今日示せないのか全くわからない。国には考え方を改めてほしい。患者が苦しんでいることを知ってほしい。」と訴えました。
全国弁護団の佐藤代表は、「和解のための行程が示されない和解協議であり、和解協議と呼べるか疑問。和解協議入りの際に、和解の水準とテンポが重要であると述べたが、今日に至るまで、全く評価できない。本当に和解で早期に解決したいという姿勢ではない。和解協議入り前に、裁判所が争点整理を行ったものをさらに蒸し返す姿勢を示した。被害者の切り捨てを示唆している。」と指摘しました。
以下の日程が予定されましたが、国は、国の回答を求められる期日については、すべて今日は決められない、7/6にしか回答できないと言ったため、明確な進行が決まりませんでした。
 7/28 15:00~17:00に、原告側の回答の和解期日
 9/1 10:30~ 国の対応する和解期日の予定(原告らの要請と裁判所からの要請により仮に指定されている)
 7/6の期日において、裁判所は、9月中に、追加提訴分の弁論期日(終了後同日中に和解期日も続けて行う期日)を指定する予定。
基本合意1周年チラシ
全国のB型肝炎電話相談窓口
相談票(記入後、そのままFAXして下さい)
記者会見の様子
社民党ヒアリング
公明党ヒアリング
自民党田村議員のあいさつ
民主党三宅議員のあいさつ
共産党田村議員のあいさつ
みんなの党小野議員のあいさつ
旗だしの様子
会見の様子
記者会見の様子
谷口全国原告団代表のあいさつ
高橋北海道原告代表のあいさつ
基本合意書の調印
細川厚生労働大臣の謝罪
調印式全景
菅首相の謝罪
谷口原告代表のあいさつ
菅首相と谷口代表の握手
増税論について
原告団・弁護団声明
門前集会
記者会見
記者会見
谷口原告団代表のあいさつ
門前集会
記者会見
門前集会で挨拶する清本副代表
門前集会で挨拶する岡田東京代表
記者会見で挨拶する高橋代表
記者会見で座り込み宣言を行う谷口代表
原告団の宣言書
門前集会での谷口代表
門前集会での窪山さん
記者会見
木越さんとオレンジフラッグ
街頭宣伝行動
署名活動
デモ行進
超党派政党団要請書
超党派政党団の激励(厚労省前)
記者会見
民主党幹事長代理面談
社民党福島党首面談
自民党谷垣総裁面談
自民党谷垣総裁面談その2
たちあがれ日本面談
谷口原告団代表誕生日
自公勉強会
自公勉強会2
自民党加藤議員の激励
公明党赤松議員の激励
民主党山井議員、福田議員の激励
民主党三宅議員の激励
共産党田村議員の激励
共産党高橋議員の激励
自民党田村議員の激励
orange☆support東京貞富さんの激励
要請書を渡す谷口代表
みんなの党渡辺代表の激励
共産党志位委員長の激励
共産党議員団とオレンジメッセージ
門前集会と谷口代表
記者会見
要請書を手渡す谷口原告団代表
キャリアを含めた解決を表明する山口党首
オレンジハンカチに決意を込める山口党首
公明党議員団と原告団
自民党加藤議員の激励
みんなの党川田議員の激励
民主党柚木議員の激励
民主党福田議員の激励
共産党田村議員の激励
共産党高橋議員の激励
谷口代表のあいさつ
ORANGE☆SUPPORT村崎さんあいさつ
座り込む原告団
激励する田村議員
あいさつする福田議員
あいさつする山井議員
あいさつする大串議員
提訴後亡くなった被害者の遺影
官邸前行動
谷口代表のあいさつ
田城議員の激励
柚木議員の激励
田村議員の激励
川田議員の激励
手型を示して説明する原告竹井さん
激励する薬害肝炎九州原告団代表出田さん
激励する民医連猿渡さん
激励する九州肝臓友の会大賀会長
激励する支援者浅野さん
激励するorange☆support村崎さん
九州原告団・弁護団声明
門前集会(支援学生の挨拶)
激励する薬害肝炎原告小林さん
激励する薬害スモン訴訟原告草場さん
旗出しする弁護団
東京中継(オープニング)
大阪中継(オープニング)
出前講義「B型肝炎って?」
~負けられない戦い~
健診の呼びかけ
福岡中継(エンディング)
挨拶する谷口代表
激励する民主党山井議員
激励する民主党福田議員
激励する公明党赤松議員
激励する自民党田村議員
激励する共産党高橋議員
激励するみんなの党小熊議員
激励する民主党長尾議員
原告団・弁護団声明
首相官邸前行動
民主党ヒアリング
共産党ヒアリング
共産党紙議員
自民党加藤議員
民主党福田議員
自民党大村議員
公明党渡辺議員
早期全面解決を訴える原告
原告団・弁護団声明
意見陳述原告番号137番
意見陳述佐川弁護士
意見陳述武藤
原告団・弁護団声明
門前集会
記者会見での旗だし
あいさつする谷口代表
国の和解に関する見解
原告団・弁護団の声明
国の対応に抗議する谷口代表
薬害エイズ訴訟での和解進行状況
国の提出書面(2010.6.21)